わくわく日記 annhobby's blog

気の向くままに・・、楽しく・・、そして継続は力なり(何の力か不明ですが)・・さらにボケ防止に

インフルエンザの予防注射をしてきた。

鳥インフルエンザ。これだけ色々騒がれていると、やはり寝込むのは嫌だし、出来れば予防したいもの。
ソンなわけで、ワクチン事を調べ、予防注射をしてくれるクリニックへと家族で出向いた。
初めてのクリニックだが、家族的な感じのクリニック。 
 先客も家族でいるので、きっと予防注射を受けに来たのだろう。
受付で問診票と体温計を渡される。
問診票の質問事項に答え、熱を測って提出し待つことしばし。
呼ばれて診察室へ。
問診票の内容の確認をした後、のどちんこを調べ、リンパ腺の腫れをチェックし、聴診器で呼吸器や、心臓のノイズを聞いて・・問題なし。いよいよ注射だ。
注射を刺して・・痛いかな・・・と思ったら全然痛くない。注射バリが極細で痛みが本当に少ない。しかしワクチンを皮膚内に入れるときはちょっと痛みが有ったが、健康診断の採血より痛みが少なかった。
 これで予防注射は終り。 簡単なものだ。お金を払い全てが終了。
これで今年の冬は一安心かな?。

ところで、ワクチンの事を調べた結果は次のようだった。
それによると、SARSと、鳥インフルエンザとは違ったようだ。

(1) ウイルス粒子全体を不活性化した全粒子ワクチン と、 (2) ウイルスから抗原となる赤血球擬集基の表面タンパクを取り出したスプリット・ワクチンの2種類があります。
わが国のワクチンは(2)を採用しています。これらのワクチンを接種することでインフルエンザへの感染または 重症化の予防となります。ただし、ワクチン用のウイルスは孵化鶏卵で培養するため、卵などにアレルギー、けいれんの既住症、免疫不全のある人、熱を出している場合などには接種できないことがあるので、医師に相談してください。

インフルエンザワクチンは接種してから実際に効果を発揮するまでに約2週間かかります。ワクチンには2回接種と1回接種(中学生以上は1回でもよい)があり、 2回接種する場合は2回目は1回目から1〜4週間あけて接種します。流行期間が12〜3月ですから、 11月中旬頃までには接種を終えておくとより効果的でしょう。ただし、新型ウイルスが、出現した時は、すべて2回接種になります。

Aソ連型(H1N1)、A香港型(H3N2)、B型の3種類の混合ワクチンですので、新型ウイルスが出現しなければこのうちどの型が流行しても効果があります。
しかし、 ウイルスの突然変異があるので効果が低下する可能性がありますが、近年は予測技術も高まって、実際の流行とはほぼ一致しています。

インフルエンザのワクチンは普通の”かぜ”(普通感冒)に効果はありません。
しかし、ワクチンは健康な成人のインフルエンザに対する発症予防効果は70〜90%と高い効果が認められています。
また、ワクチン接種は高齢者の死亡の危険を約80%減らすなど、 重症化を防止する効果もあります。

接種してから効果がでるのに2週間ほどかかります。少しでも抗体価が上昇していれば、 症状がその分重くはなりません。が、その間に感染する可能性はあります。

一般的に副反応は軽微です。接種局所の反応が主であり、発赤、腫脹、疼痛をきたすことがありますが 2〜3日で消失します。発熱、頭痛、悪寒、倦怠感などもまれに起こります。 極めてまれですが、死亡例の届け出もあります。これまでの我が国での統計では、 インフルエンザワクチンによる可能性があると認定された死亡事故は、約2,500万接種あたり1件です。 卵アレルギーの人にはじんましん、発疹、口腔のしびれ、アナフィラキシーショックなどが 現れる可能性があります。

ところでインフルエンザワクチンはSARSに効果があるの?
SARSとは(Severe Acute Respiratory Syndrome)日本では「重症急性呼吸器症候群」と呼ばれる 新しく発見された感染症です。インフルエンザワクチンは効きません。 主な症状としては、38度以上の発熱などインフルエンザに似ていますが、 数日たつと急に、痰が少なく乾いた咳、息切れ、呼吸困難などで、胸部レントゲン写真で 肺炎または呼吸窮迫症候群の所見が見られます。また、頭痛、悪寒戦慄、食欲不振、全身倦怠感、下痢、意識混濁などの症状がみられることもあります。流行地への旅行、あるいは発症した人へ接近いたなども目安となります。初期症状がインフルエンザと似ているため、混同しないことが必要です。SARSは(インフルエンザはインフルエンザウイルス診断キットで10〜30分でほぼ判明することができます。)

【接種量】
 予防接種法実施規則により、インフルエンザの定期の予防接種のインフルエンザHAワクチンの接種量は、0.5 mLとされている。
【接種の実際】
 実際に接種を行う場合には、接種部位が良く見えるように十分に上腕を露出させ、また、着衣等で上腕を締め付けないようにしておく。
 接種部位の消毒には消毒用アルコールを使用する。まれに被接種者がアルコール不耐症の場合があるが、この場合アルコール綿で拭いた部分が赤くなる。接種上特に問題はないが、接種後の状態を見るのに不都合な場合もある。もし前もってこのことが分かっている場合には他の消毒液(イソジン消毒液、ハイアミンなど)を使う方法がある。
 肘関節を屈曲させて、針の先端が筋肉内に入るのを防ぐため注射部位をつまみ隆起させる。皮膚に対しておよそ30度程度の角度で針を挿入する。この際、26〜29ゲージ針が好ましい。刺した時点で神経に接触していないかを確認する。もし針先が神経に接している場合にはその神経に沿った放散痛や強い痛みが生ずる。この場合には速やかに接種を中止し、接種部位を変更する。また注射針の先端が血管内に入っていないことを血液の逆流をもって確かめることも重要である。もし血液の逆流があれば接種部位を変更する。
 ワクチン液の注入はゆっくり行う。これは針の挿入時よりも、ワクチン液の注入時の方が痛みを感じさせることが多いためである。
 注射後は接種部位を清潔なアルコール綿で押さえる。接種直後に同部位を液が漏れ出ないように注意しながら数回揉む。この時点であまり強く揉むと皮下出血を来すこともあるので、特に血管の脆弱な高齢者や出血傾向のある被接種者ではこの点注意を要する。
【接種不適当者(予防接種を受けることが適当でない者)】
 被接種者が次に該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
 接種当日、明らかな発熱を呈している者。
 明らかな発熱とは、通常37.5℃以上を指す。検温は、接種を行う医療施設で行い、接種前の対象者の健康状態を把握することが必要である。


今回のクリニックはマニュアルに完全にミートしていました。
いろいろ勉強になりました。