新大坂から福知山線の特急(?だったかな)に乗り換え、出発。
大阪、尼崎、塚口・・・結構なカーブが続くが、こんな場所ではないよね・・・
などと思いながら電車はいつしか郊外に・・・で車窓が反対側のせいか
分からなかった。
で結局トンネルを通り、山の中を通過し、川沿いを併走し、目的地に着いて
しまった。
出張先での仕事も終わり、帰途、今度は該当の車窓側に座ることが出来
外を見続ける。
宝塚を過ぎ、ニュースの記事が頭をよぎる。
かなり早いSPEEDで走っていた電車は突然殆ど徐行に近いぐらいの
速度に落ちた。 あれ信号のせいかな?・・と思っていると突然目の前に
シート張り・・・直ぐに痛々しいキズ跡と建物が見えた。ここだ。
あの中に1両がまるまる入ってしまった・・。まさに乗っている電車が
あの快速電車だ。犠牲の方々を思うと・・・
思わず合掌。
電車は急カーブ特有のレールと車輪のきしむ音を立てながら右に曲がって
ゆく。 こんな急カーブ・・とても早いSPEEDでは無理だ!。
すでに原因などは結論づけられているが、そうは言っても何故?
人間の深層心理、あるいは直前の瞬間的な意識の錯綜、誤判断・・
自動車の事故もそうだと思うが、起きてしまってから、何故あのとき
あんな動作をしてしまったのか? 安全を思えばやるはずのない動作
判断・・。
人間の思考SPEEDと物体のSPEED・・理論は別にして時として
ついて行けないのではないだろうか?・・
そののち新大阪で、またのぞみに乗り換える。
この新幹線・・たしか250km/h は超えていると思うが、この速さは
思考SPEEDなんて・・次元が違う。 まさに信頼関係でしか成り立た
ないのでは? と考えてしまう1日だった。